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COLUMN

コラム

むし歯・歯周病は「治療」から「予防」の時代へ~スウェーデンスタイルの予防ケア~

皆さま、こんにちは!
三田市の歯科・歯医者「ばんどう歯科」です。
 
皆さまは、むし歯や歯周病になってから歯医者に行きますか?
それとも、普段から健康な歯を守るために、何も症状がなくても定期的に歯医者に通っていますか?
 
最近は、「むし歯や歯周病にならないように歯医者の予防ケアに通う」という方が増えています。
以前のようにむし歯や歯周病になってから歯医者に行っていたのでは、ご自身の歯を守ることができないとわかってきたからです。
 
歯を失う原因は老化ではなく、むし歯や歯周病です。
そして、むし歯や歯周病は適切なケアで予防することができます。
いつまでも食事や会話を楽しむためには、ご自身の歯を1本でも多く残すことが大切です。
 
当院では、歯科先進国であるスウェーデンスタイルの歯科診療で、むし歯や歯周病を予防し、患者さまの歯を守る治療を行っています。

当院の予防・クリーニングはこちらまで >

 
 

板東 直子 院長
板東 直子 院長

板東 直子 院長

1985年徳島大学歯学部卒業 三木康楽賞受賞
1985~87年兵庫医科大学歯科口腔外科研修医
1987~95年徳島大学歯科麻酔科勤務
1989~91年ロンドン大学イーストマン歯科病院にて研修
1995~2000年歯科英語翻訳フリーランス
1997~2000年堀池歯科 勤務
2000年7月ばんどう歯科開業 院長
2006年医療法人社団 祥皓会 理事長
2017年5月日本歯周病学会認定医取得


医院名:【医療法人社団 祥皓会 ばんどう歯科】
所在地: 〒669-1533
兵庫県三田市三田町7−4

 
 

スウェーデンスタイルの歯科の予防ケアとは?


スウェーデンスタイルの予防ケアとは、予防を最優先にした歯科診療のことです。
子どものころから歯科の定期検診に通い、お一人お一人に合った予防ケアを続けることで、将来的にも健康な歯を維持できるようになります。
 
また、歯科医院でのプロケアだけではなく、ご自身で行うセルフケアも充実させることで、健康な歯を守れるのです。
 

スウェーデンが歯科先進国になったのはなぜ?


スウェーデンも、以前はむし歯の多い国でした。
けれども、1970年代に国家戦略として、国を挙げて「むし歯と歯周病の予防」が行われました。
国民に、むし歯や歯周病予防のために歯科医院を受診することを義務付けたのです。
 
スウェーデンでは、子どものころから歯の検診に通っているので、歯の予防ケアが生活習慣として当たり前に定着しています。
 

日本とスウェーデンの歯科予防に対する考え方の違い

スウェーデンでは「歯の病気は予防するもの」という意識があります。
それに対して日本ではどうでしょうか。
 
日本でも子どもの歯を守るために、お子さまを定期検診に連れて来られている保護者の方が多くいらっしゃいます。
実際、子どもの歯のむし歯は年々減ってきており、5~9歳でむし歯になっている子どもの割合は、平成5年で36.3%でしたが、平成28年では8.2%まで減っているのです。
 
とはいえ、大きく減っているのは子どもだけという現状があります。
20〜60歳代の方で、1年に1回以上歯科の定期検診を行っている人の割合は35.7%と、大変低い数字が出ています。
日本ではまだ、「むし歯や歯周病になってから歯医者に行く」と考えておられる方が多いことがわかるでしょう。

(参考:厚生労働省 平成28年 歯科疾患実態調査結果の概要 P.10「表10. う歯を持つ者の割合の年次推移(永久歯:5歳以上)」より) >


(参考:厚生労働省 歯科医院への定期受診の関連要因〜 Web 調査による分析〜P.187「表2.定期受診に関する質問の回答状」より) >

 
 

スウェーデンスタイルの歯科予防の5つのメリット

スウェーデンスタイルの予防歯科には、5つのメリットがあります。
むし歯や歯周病を予防することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
 

いつまでも自分の歯でおいしく食事ができる


自分の歯が多く残っていると、おいしく食事が楽しめます。
歯を失ってしまうと、今まで自分が好きだったものが食べられなくなることもあるのです。
 
今は入れ歯やインプラントなど、優秀な義歯がありますが、ご自身の天然の歯にはかないません
歯が健康だからこそ、好きなものを制限なく食べられるのです。
 

むし歯や歯周病を予防できる

定期的に歯医者に通ってクリーニングを行っていると、蓄積された汚れが除去され、むし歯や歯周病を予防することにつながります。
もしむし歯ができても、初期むし歯のうちに発見できるので、簡単な処置で治療が行える可能性があります
また、むし歯を悪化させる前に治療できるので、歯が痛くなることもありません。
 
歯医者が苦手な方こそ、定期検診に通い、お口がすっきりするクリーニングを受けていただくことをおすすめします。
 

経済的な負担を軽減できる


定期検診は3〜6ヶ月に一度の頻度で通っていただきます。
「毎回お金がかかるなあ」と思われるかもしれませんが、むし歯や歯周病で歯を失うと、義歯を入れることになり、さらに費用がかかってしまうでしょう。
 
義歯には、保険治療で製作できるものもありますが、使い心地や噛み心地、見た目などにこだわった自由診療のものもあります。
自由診療の場合は、費用が全額自己負担となるため、定期検診に通って自分の歯を大切にすることは、経済的な負担を軽減することにつながるのです。
 

お口が清潔で気持ちがいい

予防ケアは、お口が清潔になって気持ちがいいケアです。
美容院やエステに行くような気軽な感覚で通えます。
 
蓄積された歯の汚れをキレイに取り除けるので、舌で歯を触るとツルツルした感触があり、さっぱりした気持ちで帰宅することができます。
 

全身の健康を守ることにつながる


むし歯を放置していると、患部で繁殖した細菌が血管に入り、さまざまな病気を引き起こすことがあります。
また、歯周病は全身の病気と深い関りがあることが分かっています。
歯周病は、心疾患や慢性腎臓病、呼吸器疾患、骨粗鬆症、関節リウマチ、がん、早産・低体重児出産など、さまざまな全身の病気と関連しているのです。
 
特に、歯周病は糖尿病の合併症として知られています。
糖尿病の方は歯周病になりやすくなる一方、歯周病になると糖尿病を悪化させることもあるなど、お互いに影響を与え合う関係なのです。

(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「口腔の健康状態と全身的な健康状態の関連」より) >

 
 

スウェーデンスタイルから学ぼう!むし歯や歯周病の6つの予防ケア

スウェーデンスタイルの予防ケアとは、どのようなものがあるのでしょうか。
むし歯や歯周病を予防する6つの予防ケアを紹介します。
 

歯ブラシにプラスしてデンタルグッズを活用しよう


歯ブラシだけでは、お口の汚れは取り除けません。
特に歯と歯の間の汚れは、半分程度しか落とせないという報告があります。
 
そのため、歯ブラシと併用して、デンタルフロスや歯間ブラシなどのデンタルグッズを活用しましょう。
当院では、患者さまのお口に合ったデンタルグッズの選び方をアドバイスいたします。
使用方法などはお気軽にお尋ねください。
 

寝る前の歯磨きを丁寧に行おう

睡眠中は唾液の分泌が減り、むし歯菌が活発に活動するため、むし歯になりやすいといわれています。
唾液には、ごく初期のむし歯を元の状態に戻す「再石灰化」の働きがあるからです。
 
お口の汚れをできるだけキレイに取り除いた状態で、眠るようにしましょう。
昼間は歯磨きができなかった方も、夜は時間をかけてていねいに磨くようにしてください。
鏡でお口の中を見ながら磨いたり、お風呂の中でリラックスしながら磨いたりするのもおすすめです。
 

適切な歯磨きの方法を学ぼう

お口の様子は患者さまお一人お一人違うため、汚れがたまりやすいところ、歯ブラシの毛先が届きにくいところはさまざまです。
当院では、一般的に磨き残しの多いといわれる

・歯と歯の間
・歯と歯ぐきの間
・奥歯の溝
・前歯の裏側

などを重点的に、患者さまのお口に合わせたブラッシング方法をお伝えしています。
ご自宅でのセルフケアに取り入れるようにしましょう。
 

フッ素入りの歯磨きペーストを使用しよう

日常的にフッ素入りの歯磨きペーストを使うことで、むし歯や歯周病を予防することができます。
厚生労働省が定める「薬用歯みがき類製造販売承認基準」によると、フッ化物イオン濃度は1500ppm以下に定められています。
当院がおすすめする歯磨きペーストは、フッ素が1000ppm配合されたものです。
 
歯磨きペーストは、適正量を守って使用することで予防効果が発揮できます。
どのようなものがよいかや、使用量や使用方法などは、お気軽に当院のスタッフまでお尋ねください。

(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「フッ化物配合歯磨剤」より) >

 

しっかりよく噛んで食べよう


しっかりよく噛んでゆっくり食事をとるようにしましょう
1口に30回程度噛むのがおすすめです。
 
しっかり噛むことで唾液の分泌が促進されます。
唾液には、食べカスや細菌を洗い流す働きがあり、むし歯や歯周病の予防につながります。
また、唾液に含まれる酵素には、口臭の原因となる細菌の発生を抑える役割もあるのです。
さらに、ゆっくりよく噛むことで、暴飲暴食が防げ、胃腸への負担を軽減できる効果も期待できます。
 

定期的に歯科検診を受診しよう

歯医者に定期的に通う習慣をつけましょう。
むし歯や歯周病の治療が終わったあとも、定期検診の予約をして帰られることをおすすめします
 
定期検診に通いお口を清潔な状態に保つことで、むし歯や歯周病を予防でき、いつまでも健康な歯を維持できる可能性があります。
 
 

歯科検診は「ばんどう歯科」へ!歯医者は「予防するため」に通う時代


歯には「食べる」「話す」「笑う」「表情を整える」などの役割があります。
健康な歯は、健康な身体と楽しい生活をもたらしてくれるのです。
 
神戸電鉄「三田本町」駅から徒歩5分、JR宝塚線「三田」駅から徒歩8分の「ばんどう歯科」では、予防ケアに力を入れて患者さまの歯をチームで守る診療を行っています。
お一人お一人に合わせたスウェーデンスタイルの予防ケアをご提案し、いつまでもご自身の歯で噛める喜びを味わっていただけるよう努めています。
 
当院は、歯科治療に恐怖心があり、歯医者が苦手な患者さまにも、リラックスして治療を受けていただけるようにさまざまな設備を用意している歯医者です。
鼻から吸う「笑気麻酔」や、点滴による「静脈内麻酔」などを使った、痛みを感じにくくする治療も行っていますので、お気軽にお問い合わせください。
 
平日はお忙しい方も通いやすいように、土曜は14時半まで診療しています。
14台の駐車場も完備しており、自転車をとめられる駐輪スペースもご用意しています。

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