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COLUMN

コラム

口内炎が痛い……お口の中にできた「できもの」は歯科口腔外科を受診しましょう

皆さま、こんにちは!
三田市の歯科・歯医者「ばんどう歯科」です。

「お口の中に何かできものができた」といった症状がある場合は、痛みのあるなしに関わらず、歯科口腔外科のある歯医者を受診しましょう。
歯科口腔外科とは、歯やお口の中のほかに、顎や舌、頬やお口の中の粘膜など、お口に関するあらゆる症状を対象にしている診療科目です。

当院は、「日本口腔外科学会専門医」の資格を持つ歯科医師が在籍していますので、幅広いお悩みにおこたえすることが可能です。

お口に「できもの」ができた場合は歯科口腔外科の受診を!

お口の中には、口内炎をはじめいろいろなできものができる可能性があります。
何度も繰り返すものやなかなか治らないもの、また、痛みが強く食事がままならないものから、痛みは感じられないものなど、さまざまなものがあるのです。

また、口内炎だと思っていたものが、じつは口腔がんだったというケースもあるため注意が必要です。
令和元年の部位別の羅患数(新たに診断された人数)を見ると、口腔・咽頭がんの方はがん全体の2.4%となっています。
ほかのがんに比べると発症数が少ないといえますが、患者数は年々増加傾向にあるため、気になる症状がある方は、早めに歯科口腔外科を受診することをおすすめします。

(参照:厚生労働省「平成31年〈令和元年〉全国がん登録 罹患数・率報告」p27) >


(参照:J-stage「増加する口腔がん――口腔粘膜疾患に迷ったときの“口腔ナビシステム”―― 」) >

当院の歯科口腔外科はこちらまで >

板東 直子 院長
板東 直子 院長

板東 直子 院長

1985年徳島大学歯学部卒業 三木康楽賞受賞
1985~87年兵庫医科大学歯科口腔外科研修医
1987~95年徳島大学歯科麻酔科勤務
1989~91年ロンドン大学イーストマン歯科病院にて研修
1995~2000年歯科英語翻訳フリーランス
1997~2000年堀池歯科 勤務
2000年7月ばんどう歯科開業 院長
2006年医療法人社団 祥皓会 理事長
2017年5月日本歯周病学会認定医取得


医院名:【医療法人社団 祥皓会 ばんどう歯科】
所在地: 〒669-1533
兵庫県三田市三田町7−4

 

お口のトラブル「口内炎」とは?

まずは、お口にできるできものとして、一般的に多くみられる「口内炎」について説明します。

口内炎の種類とその原因

口内炎とは、お口の中やその周りの粘膜にできる炎症の総称です。
種類がいくつかあり、その原因もさまざまです。
また、ほかの病気の一つの症状として口内炎を発症するケースもあるので、注意しましょう。

アフタ性口内炎

口内炎の中でも多いものが「アフタ性口内炎」です。
原因ははっきりしておらず、ストレスや免疫機能の低下、栄養不足などが考えられています。

内頬や唇の内側、舌や歯ぐきなどに、赤い縁がある白い潰瘍ができ、小さいものが2〜3個重なるケースもあります。
痛みがあったり、食べ物がしみたりしますが、通常は10日~2週間ほどで自然に治ることがほとんどです。
けれども、何度も再発する、なかなか治らない、広い範囲で発生するなどの場合は、ほかの病気が原因の恐れがあるので、できるだけ早く歯科へお越しください。

カタル性口内炎

お口の粘膜を噛んでしまった、入れ歯や矯正器具、歯の詰め物や被せ物が接触するなどの物理的刺激によってできる口内炎が「カタル性口内炎」です。
熱い飲食物によるやけどなどでできることもあります。

水疱ができたり赤く腫れたりして、刺激物がしみる、痛みを感じるなどから食事をとるときに支障を感じる方が多くいらっしゃいます。

ウイルス性口内炎

口内炎には、ウイルスが原因で起こるケースもあります。
ヘルペス性口内炎」は、唾液などを媒体にして感染します。
舌や唇、歯ぐき、のどに近いところなど、幅広い場所にあらわれるのが特徴です。
高熱が出たり、強い痛みが発生したりして、治ったあとも体調不良などのさいに再発しやすいといわれています。

また、免疫機能が低下することによって、もともとお口の中にある常在菌であるカンジダ菌が増殖し、「カンジダ性口内炎」を発症することもあります。
お口の中の異物感、味覚の変化や痛みなどの症状があり、コケ上の斑点があらわれたり、赤くただれたりします。

アレルギー性口内炎

アレルギー性口内炎とは、特定の薬や食べもの、詰め物や被せ物などに使われている銀歯の金属部分などにアレルギー反応を起こして、お口の中の粘膜に炎症が起きます。
アフタ性口内炎のように、内頬や唇、舌などに白い潰瘍ができて周囲が赤く腫れる症状があらわれます。

銀歯が原因の場合は、詰め物や被せ物をアレルギーが起こらないメタルフリーの素材に替えることで改善する可能性がありますので、歯科医院に相談してみましょう。

口内炎の治療

口内炎は、「そのうち治るから」と、ガマンされる方もいらっしゃいます。
けれども、口内炎は歯科医院で治療が可能です。
口内炎ができると、「しっかり食べられない」「痛くて、よく噛まずに飲み込んでしまう」など、日常生活に大きな影響を与えるため、ガマンせずに歯科を受診することをおすすめします。
歯科医院では、口内炎に以下のような治療を行います。

塗り薬や貼り薬

患者さまの症状に合わせて、直接患部に塗布する塗り薬や、お口の中でなめとってしまわないような貼るタイプのお薬を処方して、炎症を抑える治療を行います。
お薬の適切な塗り方などをわかりやすく説明します。

うがい薬

刺激が少なく、炎症を抑える成分が含まれているうがい薬をお出しします。
ウイルス性の口内炎の場合、抗真菌薬のうがい薬を処方することもあります。

内服薬

身体の内部から治していくために、必要な栄養素を補う内服薬を処方するケースもあります。
ウイルス性の口内炎には、抗ウイルス薬や抗真菌薬を使うケースもあります。

かみ合わせを整える歯科治療

お口の中のかみ合わせが悪いことでキズになって口内炎ができる場合は、原因を根本から取り除く治療を行います。
入れ歯や、詰め物や被せ物などがお口の中で当たって口内炎になるケースや、同じところを何度も噛んでしまうケースなどには、かみ合わせを整える歯科治療を行うことをご提案します。

口内炎ができたときのおすすめの食事や生活のポイント

口内炎ができて食事を摂るのがつらいときのおすすめの食事や、少しでも症状を改善するための生活のポイントをお伝えします。

刺激の強いものは控える

辛いものや熱いもの、塩辛いものや酸性の強い食べものなどは、お口に刺激を与えて痛みを感じやすくなるので、注意しましょう。
また、噛むたびに痛みを感じるので、しっかり咀嚼(そしゃく)しないと飲み込めない固い食べものも避けるようにしましょう。

ビタミンB群・葉酸・鉄分・亜鉛を積極的に摂る

ビタミンB群や葉酸は、粘膜の再生を促す働きがあります。
ビタミンBの中でも、特に、ビタミンB2やビタミンB6などにその効果が多い傾向にあります、

・レバー
・青魚
・干ししいたけ
・ドライバナナ
・アーモンド
・にんにく
・海苔
・ごま
・玄米

などが、ビタミンB2やビタミンB6が多く含まれる食べものです。

また、葉酸は、

・レバー
・ほうれん草
・ブロッコリー
・えだまめ
・海苔
・ごま
・きなこ

などに多く含まれています。

さらに、体内の鉄分が足りなくなる鉄欠乏性貧血や亜鉛不足なども口内炎ができやすい原因の一つです。
鉄分が多い食材は、

・レバー
・かつお
・きはだまぐろ
・めざし
・豆乳
・納豆
・小松菜
・春菊
・ひじき

などです。

また、亜鉛が多い食材は、

・カキ
・カタクチイワシ
・ウナギ
・レバー
・切り干し大根
・納豆

などです。
口内炎の症状が出ているときには、これらの食材を積極的に摂取するようにしましょう。

お口の中の清潔を保つ

お口の中に汚れが溜まっていると、細菌が繁殖して口内炎ができやすい環境を作ってしまいます。
歯磨きやうがいなどを行い、お口を清潔に保ちましょう。

生活リズムを整える

口内炎になる原因の一つに、疲れなどが考えられるため、バランスのよい食事を摂り、規則正しい生活を送るように心がけましょう。
しっかり睡眠をとり、ストレスを溜めない生活を送ることも大切です。

唇を噛んだときにできる「粘液のう胞」も歯科にご相談を

口内炎のほかにも、お口のできものの中には、唇を噛んだときなどにできる「粘液のう胞」などがあります。
当院では、この粘液のう胞の治療も行っています。
自然になくなることもありますが、繰り返しできることがありますので、当院までご相談ください。

粘液のう胞とは?

唇を噛んだときにできるできもので、唾液が粘膜の下に溜まり水ぶくれのようなものがお口に中に生じます。
小さい場合は口内炎のように見えるケースもありますが、大きくなると水を入れた風船のように膨らむできものの一種です。

粘液のう胞の症状とその原因

唇を噛むなどで唾液腺が傷つき、唾液が詰まって溜まることで膨れて粘膜のう胞ができます。
特別な病気ではなく、誰でも起きる可能性のある症状といえます。

下唇の粘膜や内頬、舌の下などにでき、上の唇に症状があらわれることはほとんどありません。

粘液のう胞の治療

のう胞は一度敗れると小さくなりますが、再び再発する恐れもあります。
何度も繰り返す場合は、原因である唾液腺を粘液嚢胞と一緒に切除する手術を行うケースもあります。
ご自身でつぶすと、キズがついたり細菌に感染したりする場合もありますので、歯科医院を受診してください。

お口にできたできものはお早めに「ばんどう歯科」までご来院を

お口の中に口内炎やさまざまなできものができたときは、お早めに歯科を受診されることをおすすめします。

神戸電鉄「三田本町」駅から徒歩5分、JR宝塚線「三田」駅から徒歩8分の歯医者「ばんどう歯科」では、お口に関する幅広い症状に対応している日本口腔外科学会専門医の資格を持つ歯科医師が在籍しています。
違和感や痛みにお悩みの方は、遠慮なくご来院ください。

当院は、14台駐車可能の専用駐車場と、駐輪スペースを完備しています。
お問い合わせフォームもご用意していますので、お気軽にお問い合わせいただくことが可能です。
平日は18時まで、土曜は14時半まで診療しておりますので(2024年3月現在)、ご都合のよい時間帯にご予約ください。

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