兵庫県三田市の歯医者【医療法人社団 祥皓会 ばんどう歯科】歯科口腔外科

079-553-2148
お問い合わせ
079-553-2148 お問い合わせ

Surgery

歯科口腔外科

歯科口腔外科とは

歯科口腔外科では、歯やお口の中をはじめ、顎・舌・頬・粘膜などのお口に関わるすべての症状を対象とします。
よくみられるのは、親知らずの抜歯、事故による外傷の処置、口腔癌や唇顎口蓋裂の手術などです。
歯科口腔外科で扱う疾患は外科処置を必要とすることも多く、歯科口腔外科医は専門的な知識・技術を有して、全身状態を考慮して治療に当たります。

当院では日本口腔外科学会専門医の資格を持った歯科医師が治療を行います。一般の歯科治療の枠を越えた多岐にわたるお口まわりの問題を解消しています。

当院の歯科口腔外科
の特徴

専門的な治療を行う
歯科医師が担当

日本口腔外科学会専門医が担当します。

日本口腔外科学会が認定する口腔外科専門医は、厚生労働省によって標榜することが認められた口腔外科手術の専門家です。

難しい症例も対応可能な
技術と設備

当院は、外科的治療に必要な検査機器や器具もそろっている環境です。

歯科口腔外科の治療経験が豊富な歯科医師が、複雑な生え方をした親知らずの抜歯、スポーツなどで折れた歯の治療、口内炎の治療、歯の移植といった幅広い治療にも対応しています。

歯科口腔外科の
主な症状

親知らずの抜歯

「親知らず」は、永久歯の中で最も奥に位置する歯で、一般的に上顎・下顎の左右それぞれに1本ずつ、合計4本生えてきます。まっすぐに生えていて、特にトラブルがなければ抜く必要はありません。
しかし、斜めや横向きに生えた場合は汚れが溜まって炎症を起こしたり、手前の歯が押されて歯並びが乱れたりするなど、トラブルの原因になります。そうした場合は抜歯をおすすめします。
当院では、年間100症例以上の親知らずの抜歯を行っている、経験豊富な歯科医師が難しい親知らずの抜歯にも対応しています。
また、三次元の歯科用CTを親知らずの抜歯に使用します。これにより、埋伏歯などの対応が難しい症例でも事前に精密に分析できるため、余分な切開や骨の切削などを回避することで、患者さまの肉体的・精神的負担を軽減できます。

抜歯をしたほうがよい親知らず

  • 痛みや腫れがある
  • 歯並びが変わった
  • 親知らずや手前の歯がむし歯になっている
  • 顎の痛みが出てきた
  • かみ合わせのバランスが悪くなった

経過を観てもよい親知らず

  • まっすぐに生えていて磨きにくい部分がない
  • 完全に骨の中に埋まっていて腫れや痛みがない場合
  • 周囲の歯やかみ合わせに影響がない場合

抜歯が難しい親知らずの例

生え方が複雑な親知らず

完全に骨の中に埋まっている、根が複数に分かれている、手前の歯に食い込んでいるなどの場合は歯や根を分割して取り除く必要があるため、高度な技術と時間を要します。

血管・神経との位置が近い

下顎には大切な神経や血管が通る「下顎管」という組織があります。親知らずは通常この下顎管の近くに位置していることが多いため、抜歯する前に下顎管との位置関係を的確に把握し、トラブルを予防して抜歯する高度な技術が必要となります。

口が開きにくい

生まれつきの口の形や顎関節症などで口が大きく開かない場合は、器具が奥まで届きにくいため、抜歯に時間がかかることがあります。

再植

スポーツ中の事故や交通事故など、思いがけず歯が抜けてしまうことがあります。その場合には一般的に入れ歯やインプラントといった治療が選択されますが、場合によっては一度抜け落ちた歯を再度埋め込む「再植」で機能回復を図ることができます。

そのほか、むし歯が悪化して歯根の先に膿袋ができてしまった場合、一度抜歯して根管周辺を消毒した後、抜いた歯を元に戻すという治療にも再植が応用できます。再植の最大のメリットは自分の歯を活かせるため、身体になじみやすいということです。

できもの(粘液のう胞)の治療

口腔外科では口内炎をはじめとするできものの治療に対応し、「粘液のう胞」というできものの治療も行っています。これは、唇を咬んでしまった際、唇の粘膜下にある小唾液腺が傷付いて、唾液が粘膜下に溜まることで、水を入れた風船のように膨らむできもの。放置しても自然になくなる場合がありますが、繰り返しできることがあるので、一度口腔外科へご相談ください。

顎関節症の治療

口腔外科では顎関節症の治療にも対応できます。「顎がカクカク鳴る」「口があけにくい」「顎が痛い」などの症状を伴う顎関節症。この症状が起こる原因はさまざまですが、片側の歯ばかりで咬んでいる方に多く見られます。

また、癖や生活習慣などから本来の顎の動かし方とは違った動かし方を長年続けている場合にも起こりやすいといわれています。これらに対し、口腔外科ではマウスピースを使った治療法を中心に症状の改善に努めています。

歯肉の移植

歯周病や過度のブラッシングによる炎症などにより、歯ぐきが痩せてしまった場合に行われるのが歯肉の移植です。移植する歯肉を上顎奥歯の内側から採取し、痩せてしまっている部分に移植。約1ヶ月でまわりと区別がつかない状態まで回復します。また、歯肉を採取した側も約2週間で元に戻ります。なお、この方法はお口全体の状況によって適応できるかどうかが決まりますので、詳細に検査したうえで治療を決定します。

歯根端切除術

むしが歯の神経まで達すると、神経を取り除き歯の根をきれいにする治療(根管治療)が必要になります。しかしその治療を行っても改善がみられない場合があり、最後の手段として行うのが歯根端切除術です。根尖部(根の先)の悪い部分を外科的に切除することで、症状の改善を図ります。

小帯切除

上下の唇それぞれの中央に見られる縦の帯状の筋「小帯」が厚かったり長すぎたりする場合、正中離開(前歯の歯と歯の大きいすき間)や発音・言語障害、また見た目がよくないなどといった問題になることがあります。特に乳幼児期のお子様に多く、経過観察を行いある程度の年齢になっても改善されない場合は、小帯切除を行い正中離開や発音・言語障害といったリスクをなくします。

歯科口腔外科
の流れ

初診・カウンセリング

口腔内外の気になる症状を伺います。ご要望などもお申し付けください。

診査・診断

レントゲン撮影やCT撮影など、必要に応じた診査・診断をいたします。

治療プランの立案

患者さまのご希望をふまえ、診断結果をもとにした治療プランを立てます。

治療の開始

治療プランに同意していただいたうえで治療を開始します。

治療完了・メンテナンス

治療が完了した後は定期的なメンテナンスにお越しいただき、経過観察を行っていきます。