079-553-2148
お問い合わせ
079-553-2148 お問い合わせ

COLUMN

コラム

【小児歯科】乳歯がむし歯になりやすいのはなぜ?子どもの歯を守る5つの取り組み

皆さま、こんにちは!
三田市の歯科・歯医者「ばんどう歯科」です。

 

乳歯は、「大人の歯と比べてむし歯になりやすい」といった特徴があります。
けれども、乳歯には「子どものすこやかな成長をサポートする」「健康な永久歯をつくる」などの重要な役割があります。
大人になってもしっかり噛める健康な歯を維持するためには、乳歯のころから歯をしっかりと守ることが大切なのです。

 

今回は、むし歯になりにくいお口の環境をつくるために、乳歯がむし歯になりやすい理由と、子どもの歯を守るための5つの取り組みについてご紹介します。

 


当院の小児歯科はこちらまで >

 


板東 直子 院長
板東 直子 院長

板東 直子 院長

1985年徳島大学歯学部卒業 三木康楽賞受賞
1985~87年兵庫医科大学歯科口腔外科研修医
1987~95年徳島大学歯科麻酔科勤務
1989~91年ロンドン大学イーストマン歯科病院にて研修
1995~2000年歯科英語翻訳フリーランス
1997~2000年堀池歯科 勤務
2000年7月ばんどう歯科開業 院長
2006年医療法人社団 祥皓会 理事長
2017年5月日本歯周病学会認定医取得


医院名:【医療法人社団 祥皓会 ばんどう歯科】
所在地: 〒669-1533
兵庫県三田市三田町7−4


 

乳歯がむし歯になりやすい原因は「歯質の弱さ」と「ケア不足」

「乳歯はむし歯になりやすい」といわれる原因は、「歯の質が弱い」ことや「食事の回数が多い」、「乳歯はケアがしにくい」などがあげられます。
どういうことなのか一つずつみてみましょう。

 

エナメル質が薄くやわらかい

乳歯は、歯の表面にあるエナメル質が薄い状態です。
また、生えて間もない歯はやわらかく、完全にかたくなるまで2~4年ほどかかります。
そのため、むし歯菌が出す酸による影響を受けやすく、むし歯になりやすいといった特徴があるのです。

 


参照:厚生労働省e-ヘルスネット「子供のむし歯の特徴と有病状況」 >

 

 

食事の回数が多い

乳幼児のころは、3回の食事のほかに、エネルギー補給のためにおやつを食べることがあります。
体が小さく、1回に食べられる量も限られているため、3回の食事だけでは1日分のエネルギーを補いきれないからです。
おやつは、間食として必要なエネルギーを補う大切な役割を担っているのです。

 

けれども、お口の中に飲食物が入っている時間が長くなってしまうため、むし歯のリスクが高くなることがあります。
おやつや食事は、時間を決めて、いつまでもだらだらと食べないように注意しましょう。

 

自分で歯を磨くのが難しい

子どもが小さいうちは、自分で歯磨きが十分にできません。
手先の細かい動きや、力のコントロールが難しく、なかなか上手に磨けないことが多いからです。

 

永久歯に生えかわるまでは保護者の方の仕上げ磨きが推奨されていますが、

・お口が小さい
・歯磨き中に動いてしまう
・乳歯の生え方が揃っていない

などから、大人の方にとっても、お子さまのお口は磨きにくいのです。
そのため、キレイに磨けずお口の中に汚れが溜まりやすく、むし歯になりやすい傾向があります。

 

 

子どもの歯を守る5つの取り組み

そんなむし歯になりやすいお子さまの「歯」ですが、乳歯には、

・しっかり噛むことで、栄養を効率よく摂取する
・かたい食べものを咀嚼(そしゃく)することで、顎の発育を促す
・言葉をはっきり発音できるようにする
・永久歯がキレイに生えるように導く

などの役割があります。
乳歯がむし歯になることで、これらの役割に悪影響を与える恐れがあるのです。

 

このように、大切な役割がある乳歯をどのようにして守ればいいのでしょうか。
子どもの歯を守るためにできる5つの取り組みについて説明します。

 

【取り組み1】毎日の歯磨きを習慣化する

お口のケアの基本は毎日の「歯磨き」です。
「食べたら磨く」を習慣化して、お口の清潔を保つようにしましょう。

 

お子さまが小さいうちは、保護者の方が丁寧に仕上げ磨きをしてあげてください。
特に、夜寝る前の歯磨きは非常に重要です。
寝ている間は唾液の分泌量が減少します。
唾液には、食べもののカスや細菌を洗い流す働きがあるため、睡眠中はお口の中に汚れが溜まりやすく、むし歯になりやすい状態になるのです。

 

また、保護者の方の仕上げ磨きも大切ですが、お子さまが自分で歯を磨く様子も応援してあげてください。
「自分の歯は自分でケアする」という意識を持たせてあげることも大切です。

 

【取り組み2】食習慣を見直す

砂糖を多く含むおやつや飲みものは、むし歯になる原因の一つです。
おやつは、お子さまの成長や健康維持に必要なものですが、

・時間を決めて食べる
・いつまでも食べない
・果物や野菜など自然の甘みを味わう
・乳製品などの栄養価の高いものを選ぶ

など、健康的なおやつを選ぶように心がけることで、むし歯のリスクを減らすことができます。

 

【取り組み3】歯科の定期検診を受ける

定期的に歯科検診を受けることで、むし歯の早期発見・早期治療が可能です。
小さい子どもは、むし歯ができても自分で伝えることが難しく、気づいたときにはむし歯が悪化している恐れがあります。
定期検診では、小さなむし歯も見逃さず、適切な処置を行いますので、歯科の定期検診は欠かさず受診するようにしましょう。
歯科検診は3ヶ月に1度くらいがおすすめです。

 

検診では、歯磨きや仕上げ磨きの方法、お子さまの食事のアドバイスなどもお伝えしますので、お子さまのお口のことならどのようなことでもお尋ねください。

 

【取り組み4】フッ素塗布やシーラントを活用する

当院では、お子さまのむし歯予防のケアとして、「フッ素塗布」や「シーラント」を行っています。

 

フッ素塗布とは?

歯科医院で行うフッ素塗布は、高濃度のフッ素を歯の表面に塗ることで、むし歯のリスクを軽減する効果が期待できます。
特に子どもの歯はむし歯になりやすいため、定期的なフッ素塗布はむし歯予防ケアとして推奨されているのです。

 

フッ素塗布の効果として、以下の3つがあげられます。

・むし歯菌が出す酸に溶けにくい歯を作る
・むし歯になりかけた歯を修復する
・むし歯菌の活動を抑制する

 

シーラントとは?

シーラントとは、歯ブラシが届きにくい奥歯の溝をプラスチックでできたコーティング剤で覆う処置です。
物理的に溝を埋めることで、むし歯菌や食べカスが溜まるのを防ぐことができるため、むし歯予防の効果を高めることができます。

 

特に、初めての永久歯である6歳臼歯(第一大臼歯)はむし歯リスクが高いため、シーラントでの処置がおすすめです。
また、シーラントは経年劣化することがあるため、定期的にチェックを行い、剥がれてしまった場合は、もう一度歯にコーティングすることで効果を持続させます。

 

【取り組み5】親子でむし歯予防に取り組む

保護者の方がお口のケアに積極的に取り組む姿を見せることで、お子さまも自然と歯を大切にする習慣が身につくでしょう。
また、「保護者の方が一緒に歯磨きをする」「最後は仕上げ磨きをする」といったことで、適切な歯磨き習慣が身につき、お口のケアの関心も高くなります。
健康に対する意識も高まり、食生活や生活習慣の改善にもつながります。

 

 

ばんどう歯科の小児歯科の特徴

それでは、ばんどう歯科で行っている小児歯科の特徴について説明します。

 

「歯医者デビュー」におすすめ

「赤ちゃんはいつから歯医者に通えばいいの?」というお悩みをお持ちの保護者の方に、
当院では、初めての歯が生えてきたら「歯医者デビュー」に行かれることをおすすめしています。
赤ちゃんは個人差がありますが、一般的に生後6ヶ月ごろから歯が生え始めます。
初めての歯が生えてくるくらいの早い段階から歯科医院に通う習慣をつけることで、むし歯リスクを減らすことができるのです。

 

このころの赤ちゃんは人見知りも少なく、自然と歯医者に慣れることができます。
予防ケアを続けることで、むし歯になりにくいお口の環境を整えることができるのです。
また、むし歯ができ、治療が必要になった場合でも、負担の少ない処置ですむ可能性があります。
歯医者に慣れているため、治療もスムーズに行えるお子さまがほとんどです。
当院では、むし歯治療も痛みに配慮した治療を行っています。

 

日常生活でのむし歯予防アドバイスの充実

毎日の食事回数や食事内容、歯磨きの習慣づけなど、ご家庭でのむし歯予防をサポートするアドバイスをわかりやすくお伝えしています。
仕上げ磨きをお膝の上で寝かせてする方法や、歯磨きを楽しい時間にする工夫などもお伝えしますので、ご家庭でのケアにお役立てください。

 

歯医者ギライにさせないさまざまな取り組み

小児歯科で大切なことの一つに「歯医者ギライにさせないこと」があります。
歯医者に通うことに抵抗がなくなれば、大人になってからも定期的に歯科検診に通え、いつまでもしっかり噛める健康な歯を維持できる可能性があるのです。

 

当院では、保護者の方と歯医者さんごっこをして遊ぶことをおすすめしたり、治療後にたくさん褒めてあげたりするなど、「歯医者ギライ」にならないための工夫を紹介しています。
また、お子さまの不安を少しでも軽減するため、保護者の方の診療室への付き添いを行っており、一緒に治療を受けられる体制を整えています。

 

 

お子さまの成長を一緒に見守る!小児歯科は「ばんどう歯科」までご相談を

乳歯は、永久歯に比べてむし歯になりやすいですが、適切なケアを行うことで、健康な歯を保つことができます。
三田市の歯医者「ばんどう歯科」では、大人になってもしっかり噛める歯を維持するためにも、子どものころからのお口のケアを大切にしています。
毎日の歯磨きや食習慣を見直し、定期的に歯科検診を行うことで、健康で清潔な歯を維持できるようにサポートいたしますので、どのようなことでもお尋ねください。

 

また、当院は小児矯正歯科も行っています。
お子さまのお口を定期的にチェックすることで、歯並びやかみ合わせの異常などにも早く気づくことが可能です。
子どものころからしっかりとしたお口のケアを行うことで、永久歯が健康に生えるための土台が整います。
乳歯の健康が守られることで、永久歯へのスムーズな生え変わりやすこやかな成長が促され、将来的なお口の健康にもよい影響を与えるのです。

 

当院は、14台分駐車可能な駐車場を完備しています。
神戸電鉄「三田本町」駅から徒歩5分、JR宝塚線「三田」駅から徒歩8分と、電車でも通いやすい歯医者ですので、お子さまのむし歯予防や治療のことなら当院までご来院ください。

 


当院の小児矯正歯科はこちらまで >


当院のアクセスはこちらまで >